OSTEOPOROSIS
骨折する患者さんを減らしたい
この日本において、人口の急速な高齢化に伴い「骨粗しょう症」の患者さんか年々増加しつつあり、その数は現時点では1,300万人と推測されています。実際に治療されているのは20%くらいで、1000万人以上の方が未治療です。
多くの人を治療することによって骨粗しょう症からの「骨脆弱性骨折」になる人を一人でも減らしたいと考えています。
骨粗しょう症とは
どうして骨粗しょう症になるの?
骨は一度つくられると変化しないように見えますが、「古い骨が壊される(骨吸収)」「新しい骨がつくられる(骨形成)」ことによって一定の形をたもっています。
つくられる骨と壊される骨のバランスが崩れると骨粗しょう症になります。
骨粗しょう症には2つのタイプがあります。
- 骨が壊されるのが早いタイプ
- 骨を作るのが遅いタイプ
採血により、骨代謝マーカーを測ることによりどちらのタイプかを診断します。
骨粗しょう症の治療は?
- 骨が壊されるのが早いタイプの方には、骨を壊さないようにする薬を処方します。
- 骨をつくるのが遅いタイプの方には、骨をつくる働きを活発にする薬を処方します。
実際には患者さま一人ひとりに年齢や背景を考えて医師が選択いたします。また、運動療法や食事療法も大切で具体的な方法でお伝えいたします。
定期的に骨密度検査や採血で骨代謝マーカーを測ることによって治療が有効か判断していきます。
お気軽にご相談ください。
ふくだ整形外科では精密な評価が可能です。
骨粗しょう症は「骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されています。
骨強度に関与する割合は、
骨強度 = 骨密度(70%)+骨質(30%)
ふくだ整形外科では骨質を評価できます。
従来の骨密度検査(BMD)では、骨強度のうちの70%である骨密度しか評価できません。
当院では、骨質の微細構造を評価できる最新の機械を導入しており、残りの30%を占める骨質も評価でき、しっかりした骨強度を測定することができます。
※骨質の測定は無料です。